昨年の最後の教習を受けたあとに、年明けのぶんの教習予約をまとめてとってありました。残りの教習を一気に終わらせて、見極め良好のお墨付きをもらいました。これであとは卒業試験を残すのみです。
短い直線コースで一気に 40km/h に加速して、カラーコーンを目印に急ブレーキをかけて 11m 以内に完全停止するという試験課題があります。一気に加速をつけるということが苦手で、いつも 40km/h に到達するのが遅いと指導されます。停止する段でも、本当ならば視線はまっすぐ前を向けたいところ、地面に描かれた 11m の白線に目を落としてしまっていると指導されます。足元に目を向けてバランスを保つことはできないという命題に、説得力はあります。そこだけがちょっと完璧に仕上がっていない感覚です。
このまえまではウインカーの消し忘れをしないか心配していたのが。いまはウインカーの切り替え忘れを心配しています。試験コースにはひとつ右折したあと、ウインカーを消さないまま次の右折に向かうコースがあります。右折を繰り返したあと、最後に左折へと向かいます。そこでウインカーを左に点け直さないで、右折の合図を出しながら左折するという平凡なミスを、二度まで犯しています。二度ともほがらかに注意されて、「間違えたことに気づいているんなら大丈夫ですよ」と励ましをもらったけど、どうしてか忘れてしまったことに納得できずにいます。
たぶん、消灯したりしなかったりすることにポイントがありそうです。つまり「この右折のあとにはウインカーを消す」「この右折のあとにはウインカーを消さない」という条件分岐があるのがよくない。消したり消さなかったりするから、こんどは「この右折では点ける」「この右折では点けない(点いているから)」という現象が派生する。これで複雑度が無用に高まっているようにおもいます。でも、試験のコース取りはそういう操作を指示するものですから、がんばって忘れないようにするしかありません。たぶん公道ではいちいちウインカーを切ることのほうが多く、こうまで混乱しないはずだけれど、いまだけの試験対策にこれはおぼえておかないといけません。
そうはいっても、あとは試験を受けるだけです。合格点を満たせばいいだけのときに、無理に100点を取ろうとして自滅する有様にならないことを心がけます。
いま以上うまくなろうにも、教習所の走り慣れたコースでは体験がマンネリ化してしまっているので、あとは公道を走って自分の身体で学ばなければいけないだろうなという気もします。