仕事を止めて一ヶ月です。一ヶ月前のきのうに契約を締めて、ロサンゼルスに飛び立ちました。
この一ヶ月のあいだ、いろんなことがありました。ロザンゼルスで病院にかかる経験をしました。お腹の痛みが散ってからは、おいしいごはんをたくさんたべました。安全に帰国しました。心療内科にかかって診断を受けることができました。映画館をひさしぶりにおとずれました。『アラビアのロレンス』を劇場でみて感激しました。『わたしの名は紅』を読み切りました。『スターフィールド』を遊びはじめました。バイク免許をとることにしました。
タバコを吸わなくなりました。努力してそうしたというより、盲腸で苦しんでいるうちに習慣を忘れてしまったみたいです。ストレスに比例して本数が増えているのを自覚していましたから、忘れて止まったことはストレスを手放せたことを意味しているのかもとおもいます。おいしいとおもって吸うときもあったけど、いらいらして吸ったり、吸いたくないとおもっているのに癖で吸ってしまうことも多かったようにおもうから、いちど習慣をリセットできたのは悪くないことのようです。
苦しい記憶は、時間とともに遠ざかっていくようです。ビジネスマンの演技をするひとが生活の圏内にはいってこないことは、心の平和をもたらしています。仕事相手を選ぶのに軽率だったなあと反省しきりです。元同僚と飲みにでかけて、平穏なおしゃべりをできたことは嬉しかったなあとおもいます。利害関係で結ばれない人間関係はありがたいものです。それを友人というんですかね。