早稲田松竹でゴダールの二本立てをみた。一本目は『ゴダールの探偵』。
いまいちリズムが合わずにすこし居眠りをしてしまった。烈しい日差しの下をあるいて疲弊していたのかもしれない。
ビリヤードの玉を手づかみで投げるシーンと、机の上に積み上げられた文庫本を次々につかんで肩越しに投げ捨てるシーンが印象に残った。寝ぼけまなこに、コーヒーカップに血を注いであふれさせるようなシーンもあったかもしれない。
プロモーター役のジョニー・アリデイは、フランスで大人気のロック歌手なのだという。これはあとから調べて思い知った。商業作品として発表された映画であるということかな。
エンドロールに代えて、いくつかの名前に献辞がなされていた。ジョン・カサヴェテスとクリント・イーストウッド、それにエドガー・ウルマーという名前だった。最後の名前はあとから思い出すように調べて知った。