会社を辞めた。会社を辞めて最初にしたことは健康保険の資格取得を申請することだった。
健康保険料の支払い方にはふたつの選択肢がある。
- 国民健康保険に加入する
- 社会保険を任意継続する
国民健康保険に加入すると保険料がだいたい二倍になるだろうかとどんぶり勘定をして、それなら社会保険を任意継続したいとおもった。
任意継続をするためには、退職日から20日以内に申請をする必要がある。1
保険証を持たない期間は生じるが、無保険の期間は生じない。2
保険証を持たない期間に医療機関を受診することがあっても、保険証が発行されたあとに申請して還付を受けられる。保険証を持たない期間は、医療費の全額を支払う。保険証を受け取ったあとに、協会けんぽに保険負担分の支払いを請求して支払いを受ける。いちど全額を立て替えるのと、あとから申請しなければならないのがすこし面倒ではある。とはいえ、まったくの無保険状態におちいる期間があるということにはならない。
申請にあたっては、退職が確認できる書類を任意で求められる。離職票が発行されるのは退職日から1-2週間後と聞いていたから、これは持参しなかった。先に申し出をおこなっておいて、協会が自動でバリデーションしてくれるのを待つことにした。
申請書類は、ウェブフォームではなく PDF で配布されていて、書き込んで印刷する手間はおっくうであった。
協会けんぽの事務所はわりと自宅から近いから、退職翌日の朝に自転車で訪問した。訪問せずに郵送で済ませることもできる。手続きは、意外にも10分未満で手早く完了した。
口座振替の申し込みも同時におこなおうとしたが、銀行で押印をもらってくるように指示された。それはそれで、申請そのものを無効にするものではなかったから、これはやがてやることにした。