週末に大阪にあそびにいった。
羽田から JAL に乗った。歴史学の導入をはかる薄い英書を読んで空の時間を過ごした。伊丹空港から梅田まで向かった。たぶん新幹線のほうが早かったとおもう。前日入りしていた友人と合流。ひとの波。粉ものの店があんがい見つからずに駅前第三ビルでステーキを食べた。
淀屋橋に移って適塾を見学。小雨が降っていて寒い。ヅーフ・ハルマ、ガランマチカ、セインタキスの複製をみた。解体新書を訓読した。明かりがなくほの暗いこの建物で、昔のひとは一生懸命に外国語を勉強したのだなあ。雑魚寝部屋でも月明かりで本を読んでいたのだろうか。いまや窓の外は高層ビルの列。
大阪証券取引所のエントランスを見学してから、五感という洋菓子屋さんで甘味を物色。栗とチョコレートの瓶、レモンケーキ、カカオナッツをおみやげに買う。
梅田に戻り、「山本珈琲館」にはいる。店内はひろく出入りも多かった。タバコで煙っている様子など、渋谷の「人間関係」によく似ていた。モカマタリとアメリカンを飲んだ。駿台の「新物理入門」を持ちよって、パラパラとめくりながら話した。
18時に梅田のヨドバシ地下でもうふたりと合流。前日の忘年会からそのままやってきたのだという。ユニクロで着替えを買うのを見守る。
北新地の「咲扇」で会席。ごま豆腐、真薯、刺身、山海の味覚、まながつお、すっぽんを食べる。あおりいかの刺身をこのうえなく甘く感じた。昔であればいっしょに旅行していたはずの友人の話などをした。前の週にパートナーができた話もした。
御堂筋を下って中之島に出て、堺筋線で日本橋にゆく。「大和屋」というホテルにチェックインしてから、心斎橋と道頓堀のあたりをうろつく。すでに深夜が近くて、通りの飲食店は閉まりがちだった。屋台のたこやきを20個たのんで、川沿いに降りてつついた。あいかわらず寒い。
コンビニに寄ってからホテルに戻る。大浴場を浴びにいく。あんがい混んでいて、脱衣所が蒸し風呂になっていた。拭えど拭えど汗が吹き出るから、ほとんど濡れたままで浴衣を羽織って浴場を出る。 缶のジンソーダを飲みながら、ワールドカップの3位決定戦をみる。クロアチアが勝った。