寝室と書斎を入れ替えた。引っ越してきたときに小さい方の部屋を書斎にあてていたのだが、一日のより長い時間を過ごす部屋が小さくて、より大きい部屋は寝起きするだけというのが味気なく、気分転換をすることにした。
もともとぼんやりと計画していたものを、早起きした日曜日に思い立って実行した。ベッドのフレームを移動するのに、手持ちのドライバーではネジが固くて緩められず、隣駅のホームセンターまで電動ドリルを調達しにいった。解体し、運搬し、組み立てる。日差しこそなかったものの高い湿度に汗をふきだしてはタオルで拭いながら肉体労働をして、昼前には完成した。思い立ってカーテンも交換することにして、オンラインショップで注文した。それは金曜日に届くことになっている。
本当のところは、小分けの部屋を使い分けるよりも、同じ面積で壁のない部屋を広く使えるほうが融通がきくだろうとおもう。子供でもいるのであればこそ異なる需要はありうるが、子供がもしいたならばと想像するに、それはそれで手狭とも思われる。結局のところは東京の狭い土地に住むことが息苦しいというだけのことであるのかもしれない。広すぎて持て余すことがあるかどうかはまだ知らないが、少なくとも部屋ごとに冷暖房を管理するのが億劫であることは知った。