大学の中間テストの期間にあたっている。全15回の講義のうち、第7講あたりまでが試験範囲になっている。講義の聴講は大型連休でよく進められていて、この範囲の学習は余裕をもって終えられていた。
問題冊子は学期初めに郵送で送られてきていて、それを郵送で提出するか、ウェブで回答するかはこちらに委ねられている。郵送だと切手代がかかるうえ後日採点となるいっぽうで、ウェブであれば即提出即採点であるから、当然ウェブで提出することを選んでいる。問題冊子があらかじめ配布されているから、回答時間に制約はない。
で、それを問いて、提出した。線形代数は9割正答できて、そう悪くなかった。いっぽうで解析では4割しか特典できず、かなりまずい。難しい難しいといいながらコツコツやれているつもりでいたが、進めることに一生懸命になって、復習をぜんぜんできていなかった。それで、例えばヘッシアンとかラグランジュの乗数法とか、具体的な使い方をすっかり忘れてしまっていた。真面目に取り組んだつもりだったのに、ほとんど得点に結びついていないのが厳しい。
採点結果が提示されたときにはさすがに面食らった。7割は取れているだろうとおもっていたため、高校であれば赤点すれすれのラインだったのがショックだった。それなりにダメージを負いつつ、しかしここでちゃんと見直しておかないといよいよまずいとおもって、解答例をみながら復習をしてみる。すると、考え方としてはあっているのに、基礎的な計算間違いを犯して失点しているところが多いことを知らされた。例えば単純な極限計算を失敗していたり、座標変換はできているのに積分中に計算ミスがあって間違えている。そんな小さな失敗をいくつも犯して、大量失点をしている。
計算練習が足りていなかったということなのだろうとおもう。新しい言葉と概念を覚えたつもりで、ぜんぜん使いこなせていなかったということ。あるいは見方を変えると、計算ミスを犯すチャンスをほとんど持たないまま試験に出てしまっていたということ。日頃からもっと間違えていれば、本番で間違うリスクは少なかっただろう。おもえば先学期はもうすこし反復して計算練習をしていたかもなという気もする。講義が高度になってインプットが大変になったのでそっちに手が回っていなかったというのもありそう。ただ、手計算ができなくてはなにも知ったことにならないという気もするので、ちょっとスピードを緩めてでも書いておぼえるのが必要なんだろうなとおもっている。