放送大学の科目履修生をやっており、最初の半期の期末試験があった。それをいましがた郵便で提出してきた。10月からの学期中、平日夜と週末をほとんどすべて費やすようなやり方で走ってきたので、これにてひと段落という区切りに安心もひとしおだ。
履修していたのはこの5科目。
- 1160028:初歩からの数学(’18)
- 1559257:西洋音楽史(’21)
- 1760041:入門微分積分(’16)
- 1760106:初歩からの化学(’18)
- 1760114:入門線型代数(’19)
振り返ってみると、これらの分野をやってみたい! と思い立ったのが昨年のゴールデンウィークのことであったから、いうなれば 2021 年の大きな目標のひとつを達成できたということで、満足している。そのあたりの経緯はこのあたりで書いていた。
微積と線型代数にとにかく一生懸命になっていた。なにせ高校までのカリキュラムを復習しつつ大学の講義を受けていたわけで、あれこれ前提レベルの議論に脱線しながら予習をする必要があって、効率はそれほどよくなかった。しかし現役生にも負けないくらいにやり込んだ自負はあるし、期待していた学習成果はたしかに挙げられたようにおもう。
大学からあらかじめ送られてきていた演習問題に年末年始に取り組んでおり、ちょっと難易度が高めかもしれないと怯えていた。試験前の一週間に、試験対策に過去問を解いてみると、教科書と演習問題を理解できていれば難なく答えられるように問題設定されていることがわかって、リラックスして試験に臨めた。マークミスをしていなければ、単位取得は問題ないだろう。10年ぶりにマークシートを塗り潰した。
45分の講義の予習のために、土曜日を朝から晩まで費やすようなこともあった。残りの科目の履修を日曜日にやって、それで週末が終わってしまうようなスケジュールだった。と書くといかにも苦行をアピールしているようだが、不思議と辛さはなかった。計算がうまくいかずにフラストレーションを溜めたことこそあれ、最後には気持ちよく答えが導けるから、その過程で呻吟するのは苦痛でなかった。そういう特質を自分のなかに見出せたことも自信になった。
今日から2ヶ月半は、学期間の充電期間になる。春休みだ。やりたいことはたくさんある。 Elixir のチュートリアルが途中までになっていたし、その前に The Little Schemer も読破したい。 SICP も読みたい。線型代数の副読本として、小寺先生の『明快演習 線形代数』がいいときくので、これもやりたい。そんな春休みを過ごしたら、今期の続きの科目を取ろうとおもう。解析と線形代数の二科目は必須として、他にどんな面白そうな科目があるのか、履修科目リストを眺めるのも幸せな時間である。