新入社員になってきょうで丸3ヶ月となる。入社の折に書いたエントリを読み返すと、かなり肩に力がはいってしまっていたことがわかる。よほど自己肯定感が低かったとみえるが、実際働きはじめてみると、まったく問題なく戦力となれている実感があるし、自信を折られて萎縮することなどはまったくない。尊敬に値するチームメイトと一緒にいても、自分には自分の強みと特性があるからと、力強く振る舞えているように思う。

 手を動かして開発をする時間は以前よりもすこし減っている。「すこし」とぼんやりと書いたところで、そういえば rescuetime で活動時間のログをとっていたのだと思い出し、集計してみた。

 それがこれである。ざっくりいうとエディタとか GitHub を触っている時間が development で、ビデオ会議とか Slack をしている時間が communication である。開発時間が減少傾向にあるのは事実のようだが、それよりも目を引くのはコミュニケーションに割かれるようになった時間の急激な増加である。

 すべての会議がただちに無駄とは言わない。以前の職場においてコミュニケーションが少なすぎた、ということも言えるだろう。設計を議論するなどの健全で生産的な会話は前の職場よりも増えているし、それは嬉しく思う。

 ただ、一日の半分がミーティングで埋め尽くされているカレンダーを眺めたりすると「本当にこれがあるべき姿なのか?」とうなだれてしまうのもまた事実である。それが求められる職務であるといえばそれまでなのだが、さみしい気持ちにはなる。

 この3ヶ月は手探りの期間だったので、よくわからない会議にとりあえず呼ばれて置き物になる、みたいなムーブもあったように思う。そしてそのために集中力が散漫になっている直感があったが、この直感は正しかったようだ。

 会議に出るか出ないかは自分で決める、という線で振るまってみよう。それが波風をたてる職場であるとは思わないし、それによって仕事が進まなくなるというのなら、それはおかしくないか? と問題提起しよう。実際、3ヶ月前まではいまの半分未満のコミュニケーション時間で済んでいたのだから、できないことはないはず。