vscode の devcontainer で debian コンテナを立てて、その上でコンパイルしていた。こうしていたのは単に <bits/stdc++.h>
を楽に使いたかったからにすぎない。いろいろカスタマイズを頑張るより先に、手っ取り早くコンパイルできる環境を用意したかったのである。こうして作った環境を特に不自由なく利用していた。
ではなぜいまになって見直したか? ac-library の環境構築をするためである。かつてと同じように、さっさと動作する環境を手に入れたかったので、深く考えずに実施した。
ローカルにライブラリをおいて、ローカルでコンパイルするようにした。 homebrew で gcc をインストールして、これを使うように設定しただけである。 docker イメージにライブラリを含めるとか、面倒かつ本質的でない作業に逸脱せずにさっさと済ませられて満足している。コンテナ定義は不要になったので捨てた。
Enable ac-library by sato11 · Pull Request #1 · sato11/atcoder
一周回って、実直な環境構築に回帰したわけである。単にコンパイルするためだけのお膳立てなので、ただちに不便になるようなことはないだろう。