自分の軸となる技術としての Ruby をさらに磨きたいという気持ちが強まっている。なにせ時間だけはあるから、これまでなかなか取り組めていなかったテーマに腰を据えて組み合ってみようかと思っている。
で、やりたいこともそれはそれでいくつかあるのだが、その中でも今の僕に最大の影響を与えてくれそうなものに取り組むことにした。すなわちそれは hanami を使ってみること。
[Hanami | The web, with simplicity (https://hanamirb.org/)](https://hanamirb.org/) |
hanami を知ったのは確か2年ほど前になる。知ったと言っても、名前を聞いた、という程度。確かそのときは、クリーン・アーキテクチャという言葉も覚えたてだったはず。ひとまずはクリーン・アーキテクチャ本も読んだのだが、 Rails の思想に染まった頭ではうまく理解できずに、特に実践してみることもなかったのだった。
そして今回、 hanami をやってみようと思った理由は、次のようになる。
まず、 無理して SPA を採用しないこと で書いたように、複雑なアーキテクチャが可能である時代だからこそ、ウェブフレームワークのメリットを実感する気分になっていたこと。
そしてもうひとつ、こちらは オマカセからアラカルトへ でも書いたとおり、 Rails の外側にはみ出た領域のなにかを求めていたこと。
ここで例えば Erlang など別言語の学習を選択することは、面白そうではあってもなかなか直接的なメリットは見出せない。つまり、 Ruby を学び直す、という最初の目的から遠ざかってしまう。
その点、 hanami はいまの自分にとって、適度に関連性があって、適度に新しく、適度に実践的なテーマになるだろうと考えた。
差し当たり、動機付けとしてはこんなところである。ではやっていってみる。