Ruby と Rails は明らかに自分の軸となる技術だ。そもそもこれらとの出会いがなければ僕はエンジニアになっていなかった。人生を変えてくれた技術であるとも言える。ただ、知れば知るほどに別の技術に目移りし始めてしまっていたのも事実。

 あれやこれやの言語やフレームワークを触ってみて、 Rails is omakase の哲学は個性的であるのに合理的で、心から素晴らしいと感じずにはいられない。一方で、いつまでもシェフのオマカセに委ねて、与えられるものだけを食べているのでは、舌は肥えていかない。オマカセ頼みの構成から脱して、アラカルトな判断のできるエンジニアになった方が、きっと学びの質はグッと深まるし、より面白いプロジェクトを作り出せるはず。

 たぶん Rails は多かれ少なかれ、今後10年も使われ続けるだろう。最初の選択肢としてうってつけのフレームワークであることは疑いない。つまり、目先の流行に惑わされて Rails に幻滅する必要はない。これは自分への戒めも込めて強く言っておく。

 他方で、少しずつ自分の味を出せるように動いていかなければならない。もろもろの新技術に触れていくことは当然として、そこでも与えられたものをただ食べるだけでなく、自分の舌で味わい、自分の言葉で評価できるようになることが理想である。その第一歩の試みとして、こうして文章を書いているつもり。例えばこういう記事を書けたことは、自分の経験を自分の言葉で批評するという意識が芽生えた何よりの証拠である。

無理して SPA を採用しないこと - ユユユユユ (https://jnsato.hateblo.jp/entry/2020/06/06/230000)

 結局のところ、退屈なキャリアを回避するためには自分がまず能動的に動かなければいけない。そのやり方は人それぞれあるだろうし、できる工夫も無限にあるはず。差し当たり、こう考えた、というところを言語化するところから始める。そのためのエントリであった。